検診
子どもの歯ぎしりに必要以上に心配しないでください。
子どもの歯ぎしりは、上下の前歯が生えそろってくる生後8カ月ごろから始まり、中学生くらいまで続くこともあります。音が大きく、ギリギリと削れるような音がするので、心配するママも多いようです。
大人の歯ぎしりはストレスや睡眠時無呼吸症候群、顎(がく)関節症などとの関連が指摘されていますが、子どもの場合は先ほど記載した生理現象である理由から、治療対象になることはほとんどありません。
乳歯から永久歯への生え変わり時期に起こる歯ぎしりは、成長に対して必要ですので特に心配は必要ありません。
しかし注意が必要なのは、永久歯が生え揃ってからのも歯ぎしりが治らないことです。
大人の歯ぎしりと同様に、歯がすり減ったり、歯や顎に負担をかけ歯茎の炎症や顎関節の炎症を引き起こす原因になります。
また、虫歯からくる歯の違和感や、顎の骨の未発達が原因で歯ぎしりをしている可能性も考えられます。
これを放置すると歯の噛み合わせに悪影響を及ぼす他、全身の歪みや成長の遅れに繋がりますので、歯科医師への相談をお勧めします。
こんにちは、つよし歯科です。
赤ちゃんにむし歯ができますか?このようなご質問がありました。
歯の無い赤ちゃんがむし歯になる事はありません。
ムシ歯の原因となるミュータンス菌は、 産まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。
やがて、お母さんや周りの人の口の中にいたミュータンス菌がやってきます。
赤ちゃんは、お腹の中にいるときは、無菌状態にありミュータンス菌も存在しません。
ミュータンス菌は生まれてから、人からうつされて感染する細菌なのです。
ミュータンス菌の増えかた
- ストロー
- 大人が使った箸やスプーン
- キス
- 口移しで食べさせる
歯が生えてこないうちは ミュータンス菌は住みつきません。
歯が生えてきたらミュータンス菌はさっそく住みつきます。 (生後6ヶ月~3歳までが
最も感染しやすい時期です)
ミュータンス菌の母子感染を予防するには….
一緒に生活する上で、ミュータンス菌の感染を完全に防止することは難しいですが、まずは赤ちゃんのそばにいる周囲の人たちが、お口の中を清潔に保ち、ミュータンス菌を減らすことからはじめましょう。
その中でも、お母さんのお口の健康がなによりも大切です。 最も効果があり理想的なのは、妊娠期の母親の口腔ケアからお子さまへのムシ歯予防をスタートさせることです。
お子さまへの感染の時期が遅いほど、お子さまのムシ歯予防につながります!
大切なお子様のお口を守るためにもしっかりと予防をしてあげましょう。
歯がしみる!と感じた事はりあませんか?
その場合は、知覚過敏の可能性があります。
歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みで、
特にむし歯や歯の神経(歯髄)の炎症などの病気がない場合にみられる症状の事を言います。
また、ホワイトニングの治療中や治療後に、多くの人がシミる痛みを感じています。
では、知覚過敏はどうしてなるのでしょうか?
歯肉の位置は加齢とともに少しずつ下がってきます。それに伴って歯の根っこが露出し歯、軟らかい象牙質が露出して起こります。
象牙質には神経に通じる細かい管が無数にあり、刺激が直接神経に届いてしまうのです。
知覚過敏はこんな時に感じやすいです。
*冷たい、または甘い物を飲食した
*歯ブラシの毛先が触れた
*冷たい風にあたった
では、知覚過敏はどうやって治すのでしょうか?(^ ^)
【ホームケア】
・再石灰化を促す
唾液による再石灰化で象牙質を修復します
・専用の歯磨剤を使う
歯の神経の鎮静作用があり徐々に治ります
・薬剤を使う
刺激を受けにくくする薬剤を塗布する
【クリニックケア】
*コーディング剤を使う
歯科用プラスチック材などでコーディングします
そして、軟らかい象牙質が露出したままだと歯根面のむし歯「根面う蝕」を起こしやすくなります。
怖いのは、歯の神経に近いので重症になりやすいことです。
歯肉が下がってきたら要注意です。
○歯ブラシは硬めが好き
○加齢
○歯周病
この様な方は注意が必要です。
健康な歯茎の方でも、ある程度の歯肉の退縮が起こります。30歳を超えたら歯周病の予防につとめましょう。
そして歯肉を下げる強い歯磨きは控えましょう
こんにちは、東成区緑橋のつよし歯科です(^^)
幼稚園、保育園、小中高の学校検診の季節になりました。
学校検診の目的は、歯やお口の病気で、勉強に集中できなかったり、おいしく給食が食べられなかったりしないようにするためのものです。
学校歯科健康診断は、むし歯や歯肉炎などの病気をスクリーニングするためだけの検診ではなく、より健康を増進させて行くための健康教育が重要視される方向に進んでいます。
今月は歯と口の健康習慣もあり、歯科医院に行くきっかけとなる月でもあります。
是非、この機会に定期検診や学校検診で指摘されたお子様のご相談にお越しください。
つよし歯科