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口呼吸の弊害 2021.05.21更新

『口呼吸は健康に良くない』と、皆さんも一度は耳にした事はありませんか⁇

では、具体的どのように健康に影響があるか知っていますか⁇鼻呼吸と口呼吸に大きな差があるの…⁇と、思いになるかもしれませんが、大きな差があります‼︎

○風邪を引きやすくなる(ウイルス感染をしやすくなる)

鼻の中に生えている細かい毛や粘膜は、空気中を浮遊しているウイルスや病原菌、アレルギー物質をカットしてくれるフィルターの役目を果たしています。ところかわ、口呼吸をするとこれらのウイルスなどがダイレクトに気道に入るため風邪や感染症にかかりやすくなったりします。

○虫歯や歯周病、口臭の原因になる

唾液注には『リゾチーム』という酵素が含まれており、この酵素が口腔内の細菌の増殖を抑制しています。口呼吸になると、口腔内が乾燥、唾液も減少するのでリゾチームの働きが悪くなり虫歯や歯周病、口臭などの口腔内のトラブルが起こりやすくなります。

○顔の筋肉が劣化する

口をいつもポカンと開けていると顔の筋肉が劣化し筋肉がたるむだけでなく、歯並びも悪くなる可能性もあります。特に小さいお子さんは将来の顔の表情や顎顔面の成長に大きな悪影響があるので、早めの改善が必要です。

○睡眠時無呼吸症候群の引き金になる

口をあけて寝ていると舌が喉の奥に落ち込んで気道を塞ぎ、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすおそれがあります。

○酸素の摂取量が少なくなる

口呼吸は鼻呼吸に比べて酸素の摂取量が少なくなります。なので脳に十分な酸素が供給されず集中力が低下し学習に影響が出る可能性があります。また、代謝も落ちるので痩せにくくなりダイエットにも影響を及ぼします。

では、どのように改善したら良いのか⁇

慢性的な鼻炎や副鼻腔炎で鼻が詰まっていて鼻呼吸がしづらいようであれば、まずはそちらの治療が必要になります。

しかし、そうではなく習慣やクセで口呼吸になっているのなら、ご自身で意識して治す事が可能です。

睡眠時の口呼吸はいびきの原因になりますが、口が開かないようにテープを貼る事で改善する事ができます。テープは専用のものやドラッグストアなどに売っている医療用テープを口が閉じるよう縦にやさしく貼るのも良いでしょう。

また、口の周りの筋肉を筋トレするのも効果的で、『あいうべ体操』は、とても簡単なお口の体操ですが効果的です。1日30セットを目標に行いましょう。フェイスラインもスッキリする効果もあります。

まずは意識してみることが大切です。

口が渇きやすい、気がつくとポカンと口があいている、いびきがひどいという人は、無意識のうちに口呼吸になっているかもしれません。最初は慣れなくて少し苦しく感じるかもしれませんが、気がついたときに意識して口を閉じて鼻呼吸するだけで、だんだんと体が鼻呼吸のリズムを覚えてくれます。まずは意識をするところから始めてみましょう。

当院には小さいお子さんでも楽しく学べるよう

『はないきおばけ と くちいきおばけ』という教材用絵本を置いてます。ぜひお手に取って、お子さんと一緒に改善してみましょう‼︎


つよし歯科

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