歯科医院で撮影するパノラマレントゲン
2023.09.15更新
歯科医院で撮影するパノラマレントゲン
パノラマレントゲン撮影は、歯を含んだあごの骨全体を映します。 腫瘍、唾石、骨折などの診断をする場合に用いられます。
撮影は立位または座位で行い、撮影中は顔の周りを装置が 回転します。
パノラマレントゲンは、上は眼窩(目の周囲)から下は下顎オトガイ部(下顎)までの範囲を一度に撮影することができます。
当然上顎の歯、下顎の歯も写ってきます。
パノラマレントゲンを撮影することによって以下のことがわかってきます。
- むし歯の有無
2. 歯周病の程度
3. 親知らずの状態
4. 顎の骨の中にある病気の有無
5. 顎関節(顎の関節)の状態
6. 上顎洞(副鼻腔)の状態
7. 歯科の治療歴
8. 被せ物の状態
9. 過剰歯の存在
10. 子どもの場合過剰歯、欠損歯のチェック
上記のように、目視では見ることができず気づけないお口の内部の全体の状態もこちらでは確認することができるます。
同時に、過去の治療歴も一目で把握することが可能です。
患者様がこれまでどのような病気を患い、
どのような歯科治療を受けてきたのか、1枚の画像に集約されているのです。
パノラマレントゲンは、定期的に撮影しておくことで有益な記録を残すことにつながります。