子どもの歯ぎしり
2024.06.25更新
子どもの歯ぎしりに必要以上に心配しないでください。
子どもの歯ぎしりは、上下の前歯が生えそろってくる生後8カ月ごろから始まり、中学生くらいまで続くこともあります。音が大きく、ギリギリと削れるような音がするので、心配するママも多いようです。
大人の歯ぎしりはストレスや睡眠時無呼吸症候群、顎(がく)関節症などとの関連が指摘されていますが、子どもの場合は先ほど記載した生理現象である理由から、治療対象になることはほとんどありません。
乳歯から永久歯への生え変わり時期に起こる歯ぎしりは、成長に対して必要ですので特に心配は必要ありません。
しかし注意が必要なのは、永久歯が生え揃ってからのも歯ぎしりが治らないことです。
大人の歯ぎしりと同様に、歯がすり減ったり、歯や顎に負担をかけ歯茎の炎症や顎関節の炎症を引き起こす原因になります。
また、虫歯からくる歯の違和感や、顎の骨の未発達が原因で歯ぎしりをしている可能性も考えられます。
これを放置すると歯の噛み合わせに悪影響を及ぼす他、全身の歪みや成長の遅れに繋がりますので、歯科医師への相談をお勧めします。