『飲む点滴』と体に良いイメージが定着している甘酒ですが、どのくらいの頻度で摂るのが良いでしょう⁇糖分が多い為、虫歯のリスクが高い方には控えて欲しいところですが、『体に良いから』と控えるのが難しい所です。
健康な成人の場合、甘酒以外の間食を摂らないとして、1日に200ml(コップ1杯)程度が目安です。
甘酒は古くは奈良時代から日本人に飲まれてきた嗜好飲料です。原料の違いにより①酒粕に砂糖などの甘味料を入れて製造するものと、②米麹と米を原料としデンプンを糖化することで甘味を得るものの2種類あります。いずれも清涼飲料水に分類されますが①には微量のアルコールを含んでいる場合があります。
甘酒のエネルギーは100mlあたり約80kcalです。コーラが45kcal、牛乳が65kcalなので飲料としては高エネルギーであるといえ、さらに甘酒にはビタミンB1・B2・B6、ナイアシン、葉酸などのビタミンが含まれており、これが食料難の時代の日本人に、『飲む点滴』『夏バテ予防に効果的』といわれ親しまれてきた要因の1つかもしれません。
しかし、甘酒のエネルギーの構成栄養素は90パーセントを糖質が占めており、特に米麹と米を原料とした甘酒は、麹菌の発酵により作り出されたブドウ糖を多く含んでいるため、糖尿病の方には注意が必要ですし、飲んだ後の歯磨きも必要と思われます。間食の目安量(1日あたり200kcalまで)から考えると、他の間食を食べない場合は1日に200ml(コップ1杯)程度が、一応の目安になります。
食事量が少ない方や低栄養の高齢者など、少ない量でエネルギーを確保したい方には、適した飲み物と言えるかもしれません。
たくさん飲んだからと、健康に良いとも言えませんので、適切な量で上手に摂取しましょう。